OpenTextの最新動向やテーマ別セッション、事例発表などをお届けする年次カンファレンス「Innovation Tour 2016」が、2016年2月25日に東京・虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催されました。基調講演や特別講演をはじめ、15ものセッション・お客様事例を紹介しながら、新日鉄住金ソリューションズ(株)様をはじめ各協賛企業が展示会場にて様々なソリューションを披露、多くの来場者の方に足を運んでいただくことができました。
「ENABLING THE DIGITAL WORLD（Digital Worldの実現に向けて）」をテーマに開催した今回は、3年ぶりにOpenText CEO & CTO マーク・J・バレンシアが来日して基調講演を務めたほか、Digital Worldの実現に向けた新たな試みとして「OpenText Suite 16」や「Cloud 16」に関する最新情報を披露する場となりました。最初にOpenTextグループ（オープンテキスト株式会社、エクスパダイト株式会社、GXS株式会社、アクチュエイトジャパン株式会社）代表取締役社長の早川典之が壇上に立ち、開催の挨拶を行いました。
基調講演では、OpenText CEO & CTO マーク・J・バレンシアが、あらゆる業界にいる企業すべてが“情報企業”になる時代が到来したことについて触れながら、来るべきDigital Worldの世界観とこれから登場するリリース16「OpenText Suite 16」の優位性について紹介しました。また、基調講演後半に登壇したOpenText President スティーブ・マーフィは、入社してわずか2か月ではあるものの、コンテンツマネジメントのみにフォーカスした投資や開発を行っているOpenTextの強みについて力説しました。
続いて特別講演では、日本マネジメント総合研究所合同会社理事長の戸村 智憲氏に、「インターナル・ビッグデータ経営戦略」と題して、ビッグデータというキーワードの今と今後の方向性について講演いただきました。講演では、ビッグデータ活用における5つのワナをはじめ、ビッグデータ事例から学ぶスモールスタートの有用性、そして同氏が提唱する、先行指標よりも先んじた“潜航指標”を見える化する管理会計から見たビッグデータの意義、監査という視点でビッグデータを活用する“リスク管理型ビッグデータ”という新たなアプローチについて紹介。これまでとは異なるビッグデータ活用の可能性を感じることができる内容でした。
コーヒーブレイクの後には、5つの会場に分かれて合計15ものセッションが開かれました。セッションでは、新日鉄住金ソリューションズ様をはじめ、SAPジャパン様、キヤノンマーケティングジャパン様、エアー様、オーシャンブリッジ様、日商エレクトロニクス様がそれぞれの会場で登壇し、各社の提供するソリューションや事例を紹介。また、実際にOpenTextソリューションをご活用いただいているインタセクト・コミュニケーションズ様、IP Bridge様にもご登壇いただき、導入前の課題からプロジェクトの経緯、改善された点などをそれぞれのお立場からご講演いただきました。また、OpenTextグループからは、コンテンツ管理の最新トレンドはじめ、効率化とプロセス改善に効くシナリオやEDIの可能性とソリューションの有効性、またB2B取引における帳票FAXサービスのポイントについて紹介しました。また、グローバルでのビッグデータ解析事例として、Analyticsテクニカルマーケティング担当が来日講演を行い、OpenTextが提供するThe Election Trackerを用いたアメリカ大統領選挙における活用例をその場で披露。非構造化データがビッグデータ解析の中心になることに言及したうえで、アナリティクスの有用性が改めて示されました。
展示会場では、各スポンサー企業やOpenTextグループが提供するソリューションが一挙に紹介され、スタンプラリーによる豪華賞品プレゼントなど来場いただいた方に楽しんでもらえるイベントも開催。交流会となるネットワーキングにも多くの方にご参加いただき、大盛況のうちに幕を閉じることができました。
セミナーは随時各社サイトでご案内しております。
ECM、BPM、Analytics：http://www.opentext.co.jp/event_seminar/
メッセージング・FAXソリューション：http://www.easylink-marketing.jp/
EDI/B2Bソリューション：https://www.gxs.co.jp/
